2015年11月上旬
今回の狙い
義弟が前回の出航で、ボートの床の上に落としたルアーを踏んでしまい、床に小さな穴をあけてしまったそうです。で、修理用にゴムボンドを注文しようとしたところ、欠品で入荷が来年になるとか。確かにネットで探してみても、私がいつも買うところは全て品切れ中です。
ということで、義弟が臨時にゴムボートの床とゴムボンドを貸してほしいというので、どこかの釣り場で落ち合おうってことになりましたが、今週末は天候が不安定です。
天気図を見ると、ここ暫くは高気圧と低気圧が交互に通過する天気なので、天気予報としては割と当たりやすい、予報の容易な時期です。ただ、この天気図の場合、風の予報は相当難しいのです。低気圧と高気圧の発達し具合のちょっとした違いで、風の強さが大きく変わるからです。予報では内房で5m前後の風です。しかし、全く信用できません。
木曜日にはきむさんに今週末は無理そうとメールしたのですが、夜になって天気図が少し変わったので、可能性が出てきました。義弟は風をあまり気にしないので、出る気満々です。
金曜のお昼の天気予報を見て、きむさんにメールです。
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Gakuです
天気予報変わらないねえ。
5m位の北風で安定しているので、危険はないし、
でも、多分前々回のカワハギと同じ感じで、
アンカリングしての釣りなら大丈夫だけど流しは無理かな。
いずれにせよ風の予報は当たりにくいので、
さて、どうする?
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きむさんも迷いますが、過去二回連続風に悩まされたので、風が強いのはちょっと嫌な感じです。
結局きむさんは今回は無理しないということで、不参加が決定します。
通常であれば私も行かないところですが、今回は義弟にボンドと代用の床(ワンダーマグの床)を貸さなければならないのと、前々回カワハギの肝和えを食べ損ねた娘がカワハギを食べたいと言っていたので、北風には強いいつものカワハギ釣り場にカワハギ釣りに行くことにしました。
義弟に連絡すると、彼はカワハギポイントでイカを狙うので一緒に出ようということになります。
義弟の使っている天気予報では、午前中は風が弱く、12:00に5m、午後には8mとなっているようです。yahoo天気を見ると、これも違います。結局どこも正確に予報することはできないってことですね。
ちょうどbaronさんからもメールがあり、baronさんは内房の南に、草刈りエンジンさんはエンジン無しボートを牽引して、我々と同じ場所に出るようです。
義弟と二人なので、現地集合は6時として、4時に自宅を出発。さすがに道はすいてて、高速は都会部だけを利用しても5:45分頃には現地に到着しました。
アジ釣り場にはやはりアジはいない
現地に到着してみると、時折風は吹くものの、大丈夫そうです。北風なので、海は凪です。
義弟も6時過ぎに到着し、さっさと準備です。
ここでまず、先週作った前輪ドーリーを試そうとしますが、あのタイヤサイズでは、ここの柔らかい砂には埋まることが分かりました。さらにやはり強度が足らず、接続部が外れてしまいました。
前輪ドーリー作り直し決定です。
で、6:40分には出航です。日出とともに出航するのは二カ月ぶりです。
海上には既に幾つもボートが浮かんでいます。
遊漁船も何隻も来ています。
今日は早朝なので、まずはアジを確かめに行くことにしました。
アジポイントにもボートが三艘入っていたので、もしかすると、アジが釣れているかもしれません。
しかし・・・・到着してみると、釣れている感じはありません。
魚探にも時々群れが写りますが、あまりアジの群れっぽくはありません。
とりあえずサビキを入れてみますが・・・掛かりません。
試しにサビキにオキアミを付けてみると、あっという間に餌が無くなります。
餌取りの魚は居るようですが、アジでは無さそうです。
近くにいたボートも、暫くするとみんな去ってしまいました。残っていたのはカワハギ狙いのボートだけです。
そこで、私もカワハギ狙いをしてみることにしました。
するとすぐに当たりがあります。カワハギっぽい当たりで、ちょっと期待したのですが、上がってきたのは良型のキュウセンでした。
今回はキュウセンは家族分だけキープする予定だったので、これはキープです。
7:20
次のあたりはカワハギでした。しかし、ワッペンサイズ。さすがにこれはリリースですね。
7:24
その後も小型のキュウセンしか掛からず、結局この場所は諦めることにしました。
マダイ場でカワハギ狙い
海上は風もなく、快適な釣り日和になってきました。
義弟が沖に出たがっているので、風のないうちに沖に出ようということになります。
といっても、今日は電動リールは持ち込んでいないので、40mラインまでです。
そのあたりには、遊漁船が何隻か来て、アジかイサキを狙っているようです。
右の写真の遊漁船はカワハギ狙いのようですが、釣れているのを見ることはできませんでした。
我々は、40mラインに入って、根の上を通るように流します。
義弟はタイラバで大物狙いです。
私の方は、とりあえずアジ・イサキ仕掛けを出してみますが、餌のオキアミがそのまま戻ってきます。
どうも、このあたりの魚影は薄そうです。
上物は諦めて、底物を狙うべく、カワハギ仕掛けを出します。
すると、入れ食いです。
上がってくるのは、トラギスです。
クラカケトラギスが大半ですが、
8:17
オキトラギスも来ました。
8:23
一匹だけ、サクラダイも釣れました。
8:26
一度だけ、強い当たりが出ます。これは、大物です。
掛かった瞬間に、とてもカワハギ狙いの竿で上がるようなサイズではないな、と諦めです。
多分、カワハギ狙いの竿に掛かったトラギスに、ヒラメかマゴチが食いついたのでしょう。
暫くは掛かっていましたが、当然のようにふっと軽くなります。
針が一本、取られていました。
カワハギの針は、針掛けに挟んであるだけですから、こういう大物には対応できませんね。
小型のクラカケトラギスを釣って、泳がせ仕掛けをしようかとも思ったのですが、面倒なので止めました。
義弟は、このあたりを見て底をルアーで探りますが、釣れず、またタイラバに戻ります。
次のちょっと強い当たりで上がってきたのは、良型のホシササノハベラ
8:47
カワハギも、やっと一匹、レギュラーサイズを釣ることができました。
9:20
義弟の方は、一度だけタイラバに当たりがあったものの、食いつかなかったようです。
タイラバは、長い間当たりが無いと、厭戦気分が漂うので、カワハギポイントに戻ってイカ釣りをしたいということになり、浅場に戻ることにしました。
カワハギ狙いはイマイチ
浅場の方に戻りつつ、今日来ているはずの草刈りエンジンさんを探すと、やはりいらっしゃいました。
予定通り、エンジン無しゴムボートを牽引して、二人でいらしたようで、黒鯛ポイントで五目狙いだそうです。
我々はイカとカワハギ狙いなので、さらに岸寄りの岩場に入ります。
いつものカワハギポイントには入らず、新しいカワハギポイント探しをします。
アンカーを入れず流して釣るので、カワハギ釣りには難しい釣りです。
岩場の上で流すので、根掛かりもしやすくなり、カワハギ用の錘を2個もロストしてしまいました。
それでも、良いカワハギポイントは見つかりません。、
9:57
キュウセンは入れ食いで釣れますが、カワハギはレギュラーサイズがたまに釣れるだけです。
10:12
海底地形図と航空写真で目星を付けておいたポイントにも入ってみますが、カワハギはキープに迷うようなサイズです。
10:42
しかし、そのポイントで、11時前に義弟がイカを掛けます。
狙っていたアオリイカではなくコウイカですが、良型です。
ついにイカが釣れて義弟も満足です。
私の方は、カワハギのサイズがどうしてもアップしないので、この場をあきらめ、いつものポイントに移動することにしました。
エンジントラブルの中でも釣り
いつものポイントに近づき、ゆっくりとポイントを合わせます。
ポイント真上に止まるために、クラッチを切り、エンジンをニュートラルにしておいたところ、エンジンが止まります。
そして、それっきり掛かりません。
2サイクルエンジンですから、ニュートラルで長く置くのは危険なのですが、ついそれを忘れていました。かぶってしまったようです。
とりあえず、エンジンを置いておくしかないということで、放置して釣ることにしました。
カワハギポイントに完全に入れなかったので、岩場の上になってしまい、カワハギ狙いとしてはイマイチです。
当然のように、小型のササノハベラやキュウセンベラの山です。
仕方ないので、この場では、色々と水中ビデオ撮影の実験もしてみました。
左の場面では、アサリ餌に寄ってくるキュウセンたちが写っています。
右の写真に移っているのもキュウセンでしょうか。ヨソギのようにも見えますね。水中では模様の見え方も地上と違うので、魚種の判別が難しいです。キタマクラも多数写っていました。
その合間に、なんとかカワハギもレギュラーサイズを二匹確保します。
11:30
11:52
この二匹、別のカワハギなのですが、模様の位置が結構似てますね。カワハギの模様って、一応パターンがあるのですね。
さて、暫くして、エンジンをかけてみますが、やはり掛かりません。
義弟がプラグを外してチェックすると、やはりかぶっているようです。プラグを焼いて付け直してみましたが、それでも掛かりません。
「仕方ないから漕いで帰ろうか。今なら風向きもいいから、流しながらでも岸に近づくよ。」
と言っているところで、沖を草刈りエンジンさんが走っているのが目に入ります。
義弟と二人で手を振ると、気が付いてくれました。
「派手に手を振ってるから、どうしたのかと思ったら、トラブルですか。」
「そうなんです。エンジンが掛かんなくなっちゃって。帰るときに引っ張ってもらえますか。」
「いいですよ。じゃあ、もう一隻を連れてきますね。」
ということで、草刈りエンジンさんの登場で九死に一生?を得ました。
待ってる間に今日初のオハグロベラの雌を釣って、納竿です。
12:03
数分後、草刈りエンジンさんが再度登場。二艘一度に引っ張るのは大変だからと、先に引っ張ってくださるそうです。
今日はカワハギ釣りなので、近いとは言っても出航場所まで一キロ程度はあります。風も逆向きに変わったので、漕いで帰っていたら大変なことになるところでした。
「先週の外房でなくて良かったねえ。」
「本当にねえ。ちゃんと新しいプラグ載せとくよ。」
今回は草刈りエンジンさんに大感謝です。
今日の反省
今日は天気予報が外れ、快適な釣り日和になりました。
しかし、エンジントラブルは大失敗でした。原因としては、
@カワハギポイント探しのために低速で動きすぎた。
Aプラグが古くなっていたのに、交換していなかった。
Bここ数回あまりガソリンを使わなかったので、新しいガソリンを追加せず、昔混合した古いのを使っていた。
などが重なった結果でしょう。岸に上がって、義弟が再度プラグを掃除し直して掛けると、エンジンはかかりました。
フル回転させて、エンジン内をよく焼いておきました。
暫くして、草刈りエンジンさんも戻られたので、早速義弟と三人で携帯電話番号の交換をしました。
海上では電話番号を押さえておくのは必須ですね。
今日の釣果
ということで、今日の釣果はカワハギ8匹(ワッペン2〜3匹リリース)、キュウセン2(小型5〜6匹リリース)、ホシササノハベラ1(小型中心に10匹以上リリース)、サクラダイ1、クラカケトラギス4(小型2〜3匹リリース)、オキトラギス1でした。箱の中は義弟の釣った紋甲イカです。
今日は昼上がりだったので、ゆっくり片づけ、ゆっくり帰りました。
来週は出張で釣りには行けません。再来週の天気に期待です。
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