2015年5月上旬
今回の狙い
GW後半、きむさんとイサキ狙いをしたかったのですが、風が強くボートが出せません。きむさんが用事で行けない日になって、やっと少し風が収まったのですが、波は普通にあります。
でも、義弟が出てみようというので、きむさんが耐えられる波かどうか確認することもかねて、出航してみることにしました。
狙いはマダイ・イサキです。義弟はタイラバでマダイ狙いに徹するようです。私が好きな釣りはコマセマダイ釣りですが、タイラバとコマセマダイを同じ場所でやると、タイラバが釣れなくなりそうです。
「タイラバやるなら、別々に出た方がよくない?」
「一人で出ると大変だから、乗るよ。タイラバの一投目だけもらう」
「なるほどね。確かにタイラバは一投目が一番重要だよね。」
ということで、義弟と一緒に出向することにしました。
当日は、義弟ができるだけ早く出たいということで、結局徹夜のまま現地に向かいます。現地到着は2:30頃。そこで、懸案の魚探取り付け工事を行い、車で休憩です。
しかし、明るくなっても義弟が現れません。結局出航はいつもとあまり変わらない、5:00時過ぎとなりました。
マダイポイントに直行
朝日と共に出航です。海は、風も波もなく、凪です。これならきむさんも大丈夫だったなあと残念です。
今日はマダイ狙いですから、義弟の発見したマダイポイントに直行です。ポイント到着は5:20でした。
義弟は早速タイラバ開始です。
私も、タイラバを一つだけ持ってきたので、それで義弟に続いてタイラバをやってみます。
でも、私にはタイラバは向きません。基本的にエサを付けない釣りは嫌いなのです。
3度ほど往復させたところで、やっぱりやめることにしました。
しかし、折角の朝一番の義弟のチャンスを潰すのは悪いので、次に取り出したのは一つテンヤです。一つテンヤで真面目に鯛を狙うのは初の挑戦です。このために、今日は朝釣り餌屋によって、980円も払ってエビ餌を買ってきました。
この一つテンヤに餌を付け、釣り開始です。これだと餌が付いているので、私の趣味に合う釣りです。
しかし・・・・当然のように、何も釣れません。義弟のタイラバの方も沈黙です。
20分ほどで一つテンヤにも飽き、ついにコマセマダイに突入です。私特製のイサキ・マダイ狙い仕掛けで投入です。
この仕掛け、イサキ仕掛けとマダイ仕掛けを合体させただけですが、実は大マダイが掛かると、取り込み時にイサキの針が邪魔をして、ハリスを滑らせて出すことができないので危ないという、釣果に欲張りな私らしい危険極まりない仕掛けです。
しかし、この仕掛けの効果が出ます。投入して数分後に大きな当たりです。
竿を持つと、これまでにない強い引きです。先週のメジナ釣りを思い出します。
「何か来た。」
「イサキ?」
「イサキじゃなさそう。」
「強そうじゃん。」
「うん。メジナかなあ。強いよ。」
ドラグから糸が何度も出て行きます。
それでも、徐々に魚が上がってきました。
船べりから覗き込んでいた義弟が、魚を確認します。
「メジナっぽいなあ・・・・・いや、マダイだ。」
ということで、上がってきたのは狙い通りのマダイ45センチでした。
これがマダイの三段引きといわれる引きなのですね。
狙い通りのマダイが釣れて満足です。
これで義弟にも気合が入りますが、次は出ません。
暫く釣り続けていると、小さなあたり。
ベラかなと思ったら、これもマダイでした。手のひら大です。
通常は釣果は何でも写真を撮っておくのに、なぜかこの小鯛は写真を撮り忘れてクーラー入りしました。
やはり、さきほどのマダイで、ちょっと気が大きくなっていたようです(笑)
このマダイ釣り場は沖にあるので、それなりに波があります。
沖に出てみると、時折大きな波が入ってくることが分かりました。この波で、船が上下します。
寝不足もあって、段々と気持ちが悪くなってきました。
一つテンヤに徹する
今日はマダイを釣ったので、もう釣果は十分です。
ちょっと気持ちが悪いので、細かい餌付けの不要な一つテンヤに徹することにしました。
一つテンヤは当たりさえなければ餌持ちもよく、目を瞑っていてもできる釣りです。で、当たりが無いので、餌替えの必要もありません。
義弟は、ポイントを探して、色々と場所を変更しますが、マダイには出会えません。7:40分ころ、結局最初の場所に戻ってきて、またそこで釣りです。
私の方も、一つテンヤでがんばります。
すると、初の当たりです。
よく分からなかったので、ゆっくり合わせてみますが、掛かりません。
「一つテンヤはバシッと合わせなきゃだめだよ。」
「あ、そうなんだ。タイラバとは違うんだね」
「テレビなんかでも、バシバシ合わせてるよ。」
「了解。次は合わせてみる。」
ということで、ちょっと一つテンヤが面白くなってきました。
しかし、なかなか次の当たりはありません。
暫くして、やっと次の当たり。バシッと合わせたら、乗りました。
それなりに引きますが、マダイとは思えません。
上がってきたのは30センチほどのウマヅラでした。
一つテンヤの大きな針が、しっかり口に刺さっています。
「これで一つテンヤデビューだね。」
「うん。次はマダイ釣りたいなあ・・・・」
といいつつ、続けますが、マダイは釣れません。
段々と、気分も悪くなり、ちょっと休憩モードです。
美しい景色を眺めてぼんやります。
義弟の方はタイラバをがんばりますが、ダメのようです。
「だめだね。どうしようか。沖のイカポイント行く?」
「ちょっと気持ち悪いから沖は嫌だなあ。湾内のアジが釣りたい。」
「じゃあ、アジを見に行こう。」
ということで、9:30頃アジ釣りに向かいます。
湾内のアジは発見できず
湾内に戻ると、それなりに魚影はあります。
早速アジビシを取り出し、アジ釣りを開始しますが、食いません。
何度か試行錯誤しているうちに、やっと魚が掛かりましたが、掛かった瞬間にアジでないのが分かります。
「乗った」
「アジが来たかい?」
「いや、これはアジじゃないなあ。」
と、予想通り、上がってきたのはフグでした。クサフグに似ていますが、小型のショウサイフグのようです。
その後もフグしかいないようなので、結局アジ釣りは諦めました。
「どうする?」
「もう気分悪いから、私は降りるよ。」
「あ、そうなんだ。了解。」
ということで、今日は10:30に納竿としました。
上陸して休憩
上陸して、暫く休憩です。
我々と同時に上がってきた二人は、ヒラマサを一本ずつ釣ったそうです。
これを聞いた義弟が興味をそそられていました。
ヒラマサ釣り場には、ゴムボート軍団が来ていたそうです。
ちょうど干潮時で、港の周りは観光客の磯遊びで賑わっていました。
港から見る海は平穏ですが、やはり寝不足はダメですね。薬を飲めばよかったのでしょうが、徹夜で来て薬を飲むと帰りが眠くて大変なので、薬を飲まなかったのが失敗でした。
今日の釣果
ということで、今日の釣果はマダイ大、マダイ小、ウマヅラハギの3匹だけでした。
釣果は3匹ですが、マダイが大きいので、夕食には十分。ちょうど娘が帰ってきていたので、7割ほど刺身にして、一気に食べてしまいました。
ウマヅラも、肝は小さいものの、刺身はとてもおいしくいただけました。
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