2013年11月下旬
今回の狙い
今週は土曜に仕事があって釣りに行けないので、お休みの予定だったのですが、きむさんの友人から年に一度のイシモチ爆釣の情報が入りました。これは、南下するイシモチが大規模港の水温の高い地域にトラップされる現象で、一度トラップされるとなかなか出て行かないので、餌不足と相まってイシモチが釣れつづける現象です。
毎年これが始まると、2〜3週間イシモチが釣れつづけます。
この釣りは場所も狭く、短期間で終わるので、情報が入ったらすぐに行かなくてはなりません。
ということで、仕事が終わった後、釣り場に駆けつけることにしました。
最初の一匹目に手間取る
釣り場に到着したのは21:30過ぎです。早速、先に来ているきむさんを探しますが、真っ暗なので見えません。
一人ずつ見て回り、やっときむさんを見つけました。
「どう?」
「3匹釣れた。でも入れ食いって感じじゃないよ。」
「イソメとさんまはどっちがいい?」
「どっちでも釣れる感じだねえ」
「浮き下は?」
「それが難しくてよく分からないんだ」
という情報を得て、さっそく隣に参入します。
餌は二本針にサンマとイソメにしました。
きむさんの隣に投げ込んで浮き釣りを始めますが、当たりはありません。
ちょっと遠くに投げると、反対岸から投げているぶっこみに絡むようで、釣ができるのはごく狭い範囲です。
あまり当たりが出ないので、きむさんに頼まれたエリアの状況を調べるため、もう一本、ぶっこみざおを出してみますが、こちらにも当たりはありません。
隣ではきむさんが順調にポツポツト釣っています。きむさんの調子は徐々に上向きで、一度は3本針に3匹かけるなど、好調です。
私の方は、その後当たりがあったものの、イシモチの浮き釣りの感触を忘れており、合わせが早すぎたり遅すぎたりで乗りません。
試行錯誤の末、22:30頃、やっと1匹目を釣り上げました。小型ですが、帰国後2匹目のイシモチですから嬉しいですね。
浮き下変更とエサの工夫
その後も当たりがあるのに乗らない、当たりも少ない、という状況が続きます。そこで、思い切って浮き下を浅くし、さらにイソメエサを通常の倍増しで多量につけてみることにしました。さらにサンマ餌の方にはオキアミもつけて、ミックスエサです。
こうした工夫が効果を出したのか、時合なのかわかりませんが、徐々に当たりが増え始めます。しかし、当たりに合わせても乗らないのは一緒です。
イシモチの場合、早すぎる合わせはすっぽ抜けるのが普通なので、少し遅らせて合わせるのですが、それでもすっぽ抜けます。で、待ちすぎると、咥えた餌を離してしまうので、やはり釣れないのです。
ミスを繰り返しながらも、時々は針掛かりするので、徐々に数は増えます。しかし結局最後まで、「合わせて釣った」感覚にはなれず、「今回は運よく針が刺さった」といった感じでの釣りとなってしまい、ストレスの多い釣りでした。
23:30分ころには、二本針に一荷釣りもありましたが、これも合わせを遅らせたからこそでしょう。一荷釣りは二度ありましたが、二度とも下のイソメに良型が掛かりました。
イソメ切れで新しい発見
餌をたっぷりつけたこともあって、この頃にはイソメが切れます。そこで、今回は噂の真相を確かめるために、オキアミでの釣りをしてみることにしました。上針にはサンマが付いていますので、下針をオキアミにします。
オキアミなので、合わせに失敗すれば当然餌は無くなるのですが・・・・なぜか合わせに失敗しません。相当遅くあわせても釣れるのです。
イソメと違って、咥えて引っ張る場所が無いので、最初から飲み込んでくれるのかもしれません。
さらに、オキアミ餌には小型が掛からず、良型のみが食いつきます。
0:30には、本日最大の30センチ超がオキアミ餌にかかりました。
これで満足したので、まだオキアミ餌はありましたが、納竿としました。ちなみにぶっこみ竿では1匹しか釣れませんでした。餌が底にあったらだめのようです。釣れたのは、餌を浮かしておいたときだけでした。
今日の釣果
ということで、今日の釣果は、イシモチ27匹でした。25センチ超の良型は9匹で、他は20センチ強の普通サイズでした。
久々にイシモチの干物を作り、美味しくいただきました。
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