2000年8月18日(金曜日) 東海村
居座り台風で北新堤断念
今週末はきむさんと北新堤でソイ・カンパチを釣る予定で準備していましたが・・・・台風9号が動きません。木曜になっても北西へ時速4キロで進んでいる状況では、波の回復は見込めそうもありません。天気予報でも波は3メートルです。北新堤は2.5メートル以上の波で角を波が越えるので、3メートルでは危険です。ということで、結局再度東海村に行くことにしました。
夏休み中のきむさんに合わせ、私も金曜は午後休を取ります。で、午後4時頃つくば発です。
「今日もカンパチ釣れるかな。」
「豆アジの確保が一番のポイントだね。」
「豆アジの代わりにドジョウじゃ駄目かな。」
「試しにやってみる?」
ということで、スーパー「やまうち」で生きたドジョウを20匹弱購入します。180円でした。
「これで釣れれば最高だね。」
「うん。」
「今日はGAMIさん達も来るんだよね。」
「うん。でも、波が高いから、東海村に人が集中しそうだね。」
「まあ、我々は人気場所には行かずに人の少ない場所でやればいいさ。」
などと話しながら、午後5時には東海村に到着です。東海村某堤防は現在工事が一時中断中ですが、9月には再開されるそうで、これが最後の東海村釣行になりそうです。
明るいうちに堤防についたので、まずドジョウの泳がせ釣りに挑戦です。私はぶっこみでヒラメ、きむさんは浮き付きでカンパチを狙ってみます。しかし・・・・この試みは失敗でした。ドジョウは以外にすぐ死にます。餌としてもあまり魅力的ではないようで、ドジョウを食ったのは結局ドンコ1匹だけに終わりました。
夕マズメの太刀魚も結局一匹も姿を見ることができませんでした。かなり多くの人がルアーを投げていたのですが、誰も釣れていないようです。私のサビキ+ルアー仕掛けでは、1匹だけアジが掛かりました。本日の初釣果です。夕方になって、港に大型船が入港しました。一応港として働き始めているようですね。
豆アジ釣りは根性の釣り?
さて、暗くなったので、サビキを準備し、豆アジ釣りの開始です。この頃から人が続々とやってきます。金曜の仕事を終えた人たちが集まってきたのでしょう。でも、ほとんどの人が南側に入るので、北側はがら空きです。そこで、我々は北側で豆アジ釣りをすることにしました。
ランタンを点灯して暫くすると1匹目のアジが釣れます。しかし、今日はいつものようにアジが釣れ続けるという状況ではありません。ごく稀にやってきて、1匹掛かるという感じです。アジは15センチ以上と10センチ弱の2種類で、15センチ以上のものはクーラーに直行、10センチ以下のものだけカンパチ用に生かしバケツにキープします。ごく稀に大型のアジが来ますが、豆アジ用に小さな針を使っているので、ほとんどバレます。
この頃、カクベーさんとニシビーさん?が状況を見にいらっしゃいました。カクベーさん達もあまり釣れていないようです。今日はアジはどこに行ったのでしょうか。波が少しあるので、湾奥に行ったのかな?などと考えます。
夜が更けても状況は変わりません。11時過ぎ、GAMIさんが登場です。
「GAMIさん、湾奥でアジ釣ってからきたの?」
「いいえ、今来たんですよ。」
「豆アジ釣ってくるんじゃなかったの?」
「やってる人に聞いたら、全然釣れないって言うんで、こっちに来ちゃいました。」
ということで、やはり豆アジは行方不明です。GAMIさんたちはさらに先の南側に陣取るようです。我々はあまりに当たりが無くて暇なので、GAMIさん達を覗きに行くことにしました。そこには、前に一度一緒に飲んだことのあるヤジさんが・・・・
「あ、こんにちは。」
「あ、こんにちは。釣り場で会うのは初めてですね。」
「あ、そういえばそうですね。」
などとヤジさんと話しているとGAMIさんの竿の鈴がなります。GAMIさんが駆けつけて上げます。15センチほどのアジのようですが・・・・
「これ、シマアジじゃない?」
「え?」
と行って見ると、本当にシマアジの子でした。GAMIさん、シマアジGETでご機嫌です。
我々もこのシマアジに刺激されてアジ釣りに戻りますが、やはり状況は変わりません。とは言いつつも、いろいろな工夫により、少しずつアジの数を伸ばします。一番効果的だったのは、きむさんのルアーテクニック?「アジ寄せ」です。なぜか、きむさんがそれをすると、アジが釣れるのです。それも、きむさんの竿にだけ。不思議ですね。夜になっていよしょうさんも到着、やはりアジ釣りに苦戦しているようです。
結局明るくなるまでに、私は何とか30〜40匹の豆アジを確保しました。それ以外に15センチ以上のアジが13匹(うち2匹は20センチと25センチ)でした。今日の豆アジ釣りは根性の釣りでした。おかげで、朝までに相当疲れました。
カンパチ釣りはバラシの連発
さて、明るくなってきたのでカンパチ釣りの開始です。今日は泳がせ釣り3本とサビキ竿1本の4本で挑戦です。基本的には人のいない北側に竿を出しましたが、1本だけ南側で泳がせることにしました。
この南側の1本に1匹目が来ます。隣の方がタモに入れてくださったのは、35センチ弱の良型でした。先週より成長したようです。今日はどうも南側が良いようで、周りでも続々とカンパチがあがっています。そこで、また南側に竿を出します。すると、また来ました。しかし・・・・近くにあったブイのロープにカンパチが回り込み、道糸がロープに引っかかってしまいます。結局このカンパチはハリスを切って逃げてしまいました。
この竿の修復に手間取っていると、北側に出した竿に何かが掛かったようです。近くを通りがかった方が竿を抑えてくださいました。慌てて駆けつけますが・・・・魚が掛かっていたのは、サビキ竿だったようです。しかし、隣の泳がせの竿とすでにお祭りしています。で、姿も見ないうちにばらしです。このバラシでサビキは諦めて、泳がせに徹することにします。竿は南に1本、北に2本です。
次に来たのは北の竿でした。一応カンパチですが、これは小さく、簡単に抜きあがりました。23センチほどのまだ金色の残るまさに潮子です。どうも北側はこの小さいサイズが廻っているようです。そこで、基本的に南側の竿のぞばにいることにしました。すると・・・来ました。今回はきむさんにタモ入れしてもらって、また35センチ弱のカンパチをGetです。
次には北の竿に来ました。今回はいいサイズです。4匹目で余裕が出てきたので、抜き上げようかな・・・などど思い泳がせていると、突然ふっと軽くなります。バラシです。さっさとタモ入れしなかったのが悔やまれます。使っていたのが1号の磯竿だったのも問題なのでしょう。合わせが十分に入っていなかったようです。まあ、当たりが続いているし、豆アジはまだまだいくらでもいるので、余裕です。今日はなぜか私の竿ばかりに当たりがあり、きむさんの竿に来ません。
「どうして、Gakuさんの方にばかり来るのかなあ・・・」
「偶然でしょ。竿の数かな?」
「今日は僕も3本だよ。」
「じゃあ、同じだね。」
と話していると、急に運気はきむさんに移ります。きむさん、まず1匹北側でGet。その後もきむさんの竿に当たりが頻発します。しかし、食い込みが悪く、すっぽ抜けが続きます。私の竿でも1度すっぽ抜けます。
それでもきむさん2匹目をGet。きむさんが釣ったカンパチも、2匹とも35センチ弱のサイズでした。
「さて、そろそろ帰ろうか。」
「そうだね。もう十分だね。今日は戻ったらすぐあゆみと東京に行かなきゃいけないから8時くらいにはここを出発したいんだ。」
「じゃあ、もう片付けなくっちゃね。」
と、片づけを開始します。
私のほうは、まだ豆アジが10匹以上元気だったので、南側の竿だけアジを付け替えます。すると・・・・また来ました。片付けをしていたので、竿から離れており、隣の方が竿を抑えてくださいました。今日は、この隣の方に、何度もお世話になりました。ありがとうございました。
この1匹は今日一番良い抵抗で、暫く泳がせているうちにGAMIさんやヤジさんも見に来ました。で、やはり35センチクラスのカンパチをGetしました。
この1匹で今日の釣りは終わりとし、7時半前に全てを片付けました。
結局今日の釣果はカンパチ4匹、アジ(大)2匹、アジ(中)11匹(1匹はメアジ)、アジ(小)40匹前後(持ち帰りは20匹弱)、イワシ1匹でした。
「さすがに、夕方5時から朝までの釣りは疲れるね。」
「そうだね。何とかもっと楽な釣りはできないかなあ。」
「ドジョウ作戦が失敗だったからねえ・・・」
「来週はもう少し楽な釣りにしたいね。」
「うん。でも、まあ、今日もカンパチが釣れたから良かったよ。」
「ちょっとアジのサイズと数が不満足だけどね。」
などと話しながら帰りました。つくばには9時には到着。そのままバスに乗って東京に・・・あ〜〜〜疲れた。