2000年6月17日(土曜日) 鹿島〜日立
強行日程??
さて、今週から一人で茨城釣行の予定でしたが、きむさんは土曜日に少しだけ時間がとれた事と、優香ちゃんと同い年の子供を持つきむさんの友達からファミリーフィッシングをやってみたいと聞かれたことを言い訳に^^;特別に釣行出来ることとなりました。そこで、それに合わせて日程を調整します。私が今興味があるのはイシモチの抱卵状態とイカの柔らかさです。この時期、そろそろイシモチの卵が大きくなっているはずだし、シリヤケイカは、一年で一月だけの「身が柔らかい」時期に入っているはずです。
きむさんからは、
鹿島南浜 → 鹿島某堤 → 常陸那珂 → 日立港
という殺人スケジュールも提案されたのですが(^^)、さすがにそれはちょっと辛そうだったので、
南浜 → 久慈川 → 日立港
という定番場所の情報収集に廻ることにしました。
鹿島南浜は不調
さて、まず鹿島南浜です。到着は午前0時頃です。しかし、道路には車がほとんど止まっていません。突堤に上がってみると・・・・恐ろしいほどの凪です。全く波がありません。ポツポツと釣人はいますが、浮きに動きはありません。
これはダメかな・・・と思ったのですが、人気場所ががら空きなので、一応ちょっとだけ竿を出してみることにしました。
浮きを投げ込んで10分ほど、全く動きがありません。波も無いので、浮きがピクリともせず、退屈です。しかし・・・突然浮きが消しこみます。 完全に虚を突かれました。合わせる前に浮きが浮いてきてしまいました。
「お? いるじゃん。」
ということで、再度餌を付け直して投げ入れると、またすぐに引きます。今度はちゃんと合わせて、20cmほどのイシモチを釣りました。
しかし、どうも小さい群れが廻っているだけのようで、この後は釣れません。30分ほど粘ってみましたが、どうもこのまま粘っても、朝までに10匹釣れるかどうか・・・という気がしてきました。朝マズメに入れ食いタイムがあるかも・・・とは思いましたが、それまで待つのも退屈なので、凪の日の工夫をしてみることにしました。場所換えです。
一般的に、南浜では荒れているときは突堤中ほどより先、静かなときは付け根角が良く釣れます。しかし、これだけ静かな海となると話は別です。月も明るいので、特定の場所に集まってじっとしている可能性の方が強そうです。そこで、別の突堤に移ることにしましたが・・・・驚いたことに、私が思いついた場所にだけは地元の釣師が入っているのです。みんな考えることは一緒ですね。仕方がないので、これまで釣ったことのないポイントを開拓してみようと30分ほどポイント探しをしましたが、イシモチの姿を見ることはできませんでした。
鹿島突堤は謎の魚
さて、南浜はどうもダメそうです。海がこの状態なら、一番イシモチに向いているのは鹿島灘の突堤群です。突堤での浮き釣りのチャンスです。そこで、イシモチ浮き釣りの定番場所である、旭村の突堤まで行こうかな・・・と思ったのですが、どう考えても、この凪では突堤は混んでいるに決まっています。そんな場所に行くのは嫌なので、イシモチの浮き釣りをしているのを見たことの無い、別の突堤に行くことにしました。
突堤到着は2時半頃です。予想通り、誰もいません。先端まで行ってみますが、なんとも、すごい凪です。どのくらい凪かと言うと、突堤の先端に座って、先端方向に向かって浮き釣りがゆっくり出来るほどの凪です。(突堤に行ったことの無い方には分かりませんね(^^;;;;)
早速投げ釣りと浮き釣りをしてみますが・・・・何しろ、この突堤でイシモチ浮き釣りをするのは初めてです。何処にいるのか・・・と思いながら突堤を探っているうちに朝になってしまいました。
明るくなると、突堤の廻りで魚のライズが始まりました。かなり大きな魚です。しかし、ボラのライズとは違います。この魚の正体を暴くべく、色々なことをしてみましたが、釣ることは出来ませんでした。今日は波が無いので、底まで見ることが出来るのですが、一瞬見えたその魚は70センチ以上の大型魚でした。こうなってくると、もうあいつしかいません。
30分後、遂に珍しく大きく跳ねるライズを目撃することに成功!! 黒い背中に白い腹!! そうです。マルタです。何故か突堤の廻りにマルタが沢山居るのです。不思議ですねえ・・・・
でも、これで釣る気を無くして、突堤を後にしました。
久慈川河口は宴の後
次に行ったのは、これも定番、久慈川河口です。到着が8時頃だったので、既に満員。ほとんど入る場所がありません。しかし、竿は動いていません。ごく稀にイシモチが上がりますが、30分に1匹、何処かで釣れるといった程度です。
しかし、昨晩は釣れたようですので、この場所、やはり夜のほうが良いのでしょう。昼間はフグがうるさいのも問題ですね。
さて、私も、ともかくきむさんがやってくる午後まで暇なので、釣れなくてもいいやと、空いている場所で参戦です。青イソメの残りを早く片付けるため、投げ竿4本を並べます。近くから遠くまで投げ分け、当たりを待ちますが・・・・・
最初の当たりはすぐにあります。良い手応えです。いいサイズかな? と期待したのですが、手応えの割には軽いのが気になります。上がってきたのは・・・・・
20cmほどのアイナメでした。 確かに、こいつの手応えです。しかし、ここでアイナメが釣れるとは思わなかったので、イシモチの大型を期待してしまいました。(^^;;;;
次の当たりは、小さい当たりです。手応えもあまり良くありません。しかし、重い!! 今度こそは・・・・と期待したのですが、上がってきたのは・・・・・
40cmほどのニゴイでした。写真撮影後、すぐにお帰り頂きました。確かに近くでもマルタが釣れていたので、ちょっと嫌な予感はしてたのですが・・・・
で、次に釣れたのは、大型のマイワシ・・・・・の頭。これ、嘘じゃないんです。胴の部分は骨しか残っていません。多分、誰かが捨てたイワシをカニかフグかが食って、その残った顔に偶然針が掛かったのでしょうが・・・・驚きました。
さて、次こそは・・・・・・との思いもむなしく、上がってきたのは・・・・
シタビラメ。それも20cmの小型です。なぜか今日はイシモチに見放されてしまったようです。で、この後はフグのオンパレードになります。フグとゴミが絡まって上がってきます。結局これに嫌気がさして納竿することにしました。
第二埠頭は満員なれど・・・・
さて、仕方がないので、きむさんと待ち合わせの第二埠頭付け根に行くことにしました。結構な人が釣っていますが、全く竿は動いていません。狙いはみんなイワシとイカです。イワシもイカも、早朝4時頃には釣れたようですが、その後は全く音沙汰が無いようです。私もイカの竿を出してみますが、当たりも無いので、しばらく車の中で睡眠することにしました。
起きてすぐ、きむさんから電話です。
「今、コンビニだよ。どう?」
「こっちは全然ダメだよ。」
「え〜〜 じゃあ、第五埠頭に行って見るね。」
ということで、きむさん一行は第五埠頭へ。私もここにいてもダメそうなので、第五埠頭に見に行くことにしました。きむさんの車はすぐに見つかります。優香ちゃんとご友人も一緒です。
「どう?」
「ここもだめみたい。」
「どうする?」
「ちょっと先のほう見てくる。」
「じゃあ、行こう。」
ということで、材木置き場辺りの様子も見ますが、やはり釣れていないようです。ここで偶然船釣り帰りの拓さんに出会いました。
「今日はダメだね。」
「どうしようか。」
「歩くの嫌だから、第二埠頭にしようか。」
「あそこもダメかもよ。」
「あそこでダメなら仕方ないよ。」
ということで、第二埠頭に戻って竿を出すことになりました。
今日は優香ちゃんのデビュー戦でもあります。ちゃんと竿を持って構えています。立派な釣り師誕生です。
しかし、魚はいません。雨も降り出します。私はこの雨で完全に戦意喪失で納竿としました。すると、近くの釣り人が2匹だけイワシを釣ります。やっとイワシが来たようです。早速きむさんが参戦しますが・・・・群れが小さいようで、後が続きません。結局納竿して、日立お魚センター経由で帰ることになりました。
今回は様子見の釣に徹したので、どうも腰が据わらず、釣果には結びつきませんでした。でも、久々の場所に沢山行けたし、凪の突堤の朝は抜群に気持ちが良かったので、満足です。
ちなみに、イシモチの卵は、まだ全く未成熟でした。やはり今年は1ヶ月以上遅れているようです。このペースだと、卵が膨らむのは7月中旬かもしれませんね。
さて、来週以降もしばらくこういった釣りになると思いますので、みなさん、あまり期待しないで下さいね。さ〜〜て、どこに行こうかな〜〜
コメント
やじさん: Gakuさん、ご無沙汰しています。日立のほうへお見栄になったのですね。 私もGakuさんが着いた6時間くらい前まで、久慈河口の同じポイントにいまし た。 やっぱり二ゴイが釣れるんですね。私も1ヶ月くらい前に3匹釣りました。 上がってくるまではセイゴかと思ったんですが。(^^; 雨が降らなければ今週も夜釣りに行く予定です。 ではまた。
Gaku:おお、やじさんもいらしたのですね。今週末は雨模様ですが、出撃されるかな?