2001年12月23日 日曜日 クリスマスモード

先週Aiglebarがたくさん売られていたと書きましたが、あの週は他のマルシェでも、Aiglebarが売られていたようです。で、私の図鑑に、Aiglebarの索引が無いことを職場の方からご指摘いただいたので追加しました。これにあわせ、これまでAiglebarはMaigreのページに入れておいたのですが、Barのページに移しました。でも、いずれにせよ、今のところ、正体不明です。

-------

今週の日曜日は、ちょっと寝坊したので、魚屋に行くか否か迷ったのですが、クリスマス休暇中、ずっと魚が食べられないのは悲しいので、大急ぎでベルサイユまで行ってきました。

到着してみると、驚いたことに、魚屋は完全にクリスマスモードです。店頭の商品の大半はエビかカニか貝ばかりで、鮮魚はほとんどありません。エビ・カニ類も、通常より値段が高く、イセエビやアカザエビ(ランゴスティーン)は値段が倍近くします。

それでもお客さんが次々に訪れ、エビやカニを買っていきます。やはりクリスマスに、エビは欠かせない食べ物なのでしょう。

一応全ての魚屋を覗いてみましたが、どこもクリスマスモードで、ウニやホタテまで高値で売られていました。

値段が通常と変わらないのはカキくらいです。少ししか売られていない鮮魚でさえ、価格は2〜3割高い感じです。

しかし、そんな中にも、新種が発見できました。シマガツオです。シマガツオはマナガツオに似た扁平な形をした魚で、カツオとは待ったく別の種類です。深海系の魚のため、釣りの対象魚になることも少なく、私にとってもあまり身近ではない魚です。

今回売られていたシマガツオは日本のものに比べると色が真っ黒で、どうやって食べればいいのか、全く想像できませんでした。もともと実が柔らかい魚なので、刺身には向かないでしょう。

でも、新種は新種、このシマガツオとマナガツオを一体化して、一つのページとして図鑑の中で独立させました。

他には新種は見つかりませんでしたが、新しい写真はいくつか撮ることができました。

まずはアンコウです。アンコウが丸のまま売られていることは滅多にないのですが、今日は一軒だけ、アンコウをそのまま売っている店がありました。日本のアンコウに比べるとちょっとやせ細っているのが気になりましたが、まぎれもなくアンコウです。

このアンコウ、上にプレートが置いてあり、そこには何か書いてありました。実は、私はその場でこれが解読できなかったので、アンコウの購入を断念しましたが、家に帰って、ちょうど来ていたまゆちゃん(ブルターニュに一緒に行ったお姉さん)に聞いたら、「アンコウを自分で解体する方には、一キロサービス」と書いてあったのだそうです。これが読めていたら、間違いなく買ってましたね(笑)

もう一種、Brochetの写真も撮れました。Brochetは、よく売っている魚なのですが、つい今まで、写真をとり損ねていたのです。やっと写真を撮ることができました。次は食べてみることですが・・・・やっぱり淡水魚には、なかなか手が出ませんね。とりあえず、以上の写真は図鑑に追加しました。他にも2〜3枚追加してあります。さて、どこでしょう(笑)

で、買い物ですが、結局鮮魚は良いものが見つからなかったので、少し古くても刺身にして安心なタイと、前回買いたくて買えなかったアサリ(Palourde)を中心にして、はまぐり(Clam)とバカガイ(Verni)、それにカキNo.3を一ダースを買ってきました。

で、今回、貝の砂抜きをしてみました。海水の塩水濃度は3.5%程度なので、そのくらいの食塩水を作り、カキ以外の貝を入れてみましたが、砂は持っていない様で、全く砂は出ませんでした。あさりも砂抜きした状態で売られているようです。

アサリは酒蒸し、ハマグリとバカガイは焼いてみましたが、バカガイはやはりアオヤギですから、焼いて食べるより、軽く塩茹でにしてわたを取って食べるのが良いようです。他の貝は美味しく食べることができました。